ココロとカラダに現れるうつ病の症状と、その治し方について

基本的な症状

気分障害

うつ病の基本的な症状のひとつが「気分障害」と呼ばれるものである。
文字通り、気分がすぐれない状態に置かれてしまうことを、このように表現する。ハッピーなとき、人の気持ちは軽やかなステップを踏むことができるが、うつ病になってしまうとそういうわけにはいかなくなる。そればかりでなく、気分障害というのはアンハッピーな気持ちでさえ上手く扱うことができなくなるものなのである。ここに、単なる気分の落ち込みとは違う、うつ病特有の症状が見られる。
気分障害は、明るい気持ちであれ、暗い気持ちであれ、その気持ちを上手に感じたり、表に出したりすることが出来なくなるという症状なのだ。結果的に、その人は何も喜ばず、何も悲しまず、ただ暗く沈んだ表情を続けているというふうに見られてしまうことになる。
うつ病は、感情のゆたかさを人から奪ってしまう病気なのだといえるだろう。

そして、この症状はやがて深刻になり、次の「意欲障害」へとつながることになる。

意欲障害

心に感じる気分を上手く扱えなくなる気分障害から、さらに悪くなってしまうのが意欲障害というものである。
気分障害と同じ原理で言えば、これは意欲を上手く出すことができないという症状であるということになるだろう。
たとえば「意欲的な行動」というと、何だか特別に積極性を発揮することを意味しているような感じがするかも知れないが、言葉本来の意味はそうではない。意欲というのは、何事によらず、「何かをしよう」と考える事なのだ。そのための原動力と言ってもいいだろう。それを引き出すことこそ、意欲を持つということなのである。

うつ病の症状のひとつである意欲障害は、人が「何かをしよう」とする気持ちを奪ってしまうという症状である。
人は、何もできなくなってしまうのだ。