ココロとカラダに現れるうつ病の症状と、その治し方について

新型うつの症状

新しいうつ

現代は特にうつ病になる人が多いと言われている。何と言っても、みんなあらゆるストレスに取り巻かれて暮らしている。
「現代的なストレス」も増えた。昔とは違う社会状況が、新しい形でストレスを人々に植えつけるという状況があるのだ。
特に、現代という時代の最前線を生きている若い人の間で、そのストレスは新しいうつ病という形であらわれている。若い学生や新社会人たちの間で流行っている「新型うつ病」と呼ばれるものも、そのひとつである。

新型うつ病が「新型」の名をもって呼ばれる所以は、従来のものとは症状のタイプが異なっているからだ。いちばん分かりやすいのは、それが発症するきっかけである。従来のうつ病の場合には、積もり積もったストレスがうつ病へと姿を変え、その人の生活のすべてを覆ってしまうというものだった。その人は寝ても覚めても、仕事をしていても家で過ごしていても、心や体にあらわれる症状に苦しんでしまうのである。
けれど、「新型うつ病」と呼ばれるものの症状は違う。症状そのものはやる気を消失したり食事や睡眠に障害が出たりといったものだが、彼らにストレスを強いる状況下でのみ、その症状はあらわれる。たとえば、会社での仕事がストレスになっているのであれば、会社に行こうとしてうつ症状に悩まされるといった具合である。家で休んでいるときは、何の症状も起こらない。

非定型うつ

「新型うつ病」とよく似た症状を呈するものに、「非定型うつ」と呼ばれるものがある。文字通り、人の心や体が抑うつの状態で固定されてしまう「定型」とは違う、場合によって変化するうつ病のことである。つまり、何か嫌なことがあるとうつ症状があらわれ、そうでないときは何の症状もないという状態である。症状が軽度であるという場合も多いので、ともすれば「性格の問題だ」で片づけられがちだが、定型であれ非定型であれ、れっきとしたうつ病であることには変わりない。
「ちょっと変な若者がいる」ということで片づけないで、真剣にうつのことを考えてあげる必要があるのだ。