ココロとカラダに現れるうつ病の症状と、その治し方について

ストレスの種類

環境的ストレス

10人いれば、10の原因がある。そういう言い方も出来る。うつ病の症状自体は、基本的には心と体のだるさ、やる気の消失といったことだが、人によって、なぜその症状が引き起こされたかという原因が違うのである。もっと具体的に言えば、どんなストレスを受けて引き起こしてしまったかということについては、1人ひとり異なる場合があるのだ。
たとえば、まだ小学生くらいの子どもがうつ病を発症してしまうとき、その原因となるのは「環境的ストレス」である場合が多いと言われている。小学校から中学校への進学とか、親の転勤についていく引っ越しとか、まだ子どものうちにそういう環境が変わる経験をしてしまうと、それが瞬間的にストレスを心にぶつけてうつ病の症状が出てしまうというのである。
環境が変わることによってストレスを感じることが多いのは、人生の晩年にさしかかろうとする老年の人たちも同じである。
仕事を引退する。子育てが完全に終わる。あるいは最近増えている熟年離婚も、環境的ストレスの原因となることで知られる。

社会的ストレス

まさしく「ストレス社会」の呼び名通り、社会の中で暮らしている人たちは右からも左からも一斉射撃を受けるかのようにストレスを感じざるを得ない状況に置かれている。そして、そこからうつ病の症状に苦しんでしまう場合もある。いわゆる「社会的ストレス」が、トリガーとなってしまうのだ。
社会的ストレスは、たとえば自分が属する会社とか学校とか、ママ友の井戸端会議でもいいが、とにかく人が集まって「社会」を形成しているところで発生するものである。人間関係や、何かをしなければならないプレッシャーが激しいストレスの原因になる。
特に、社会の状況が安定しない今の時代には、社会的ストレスの規模も大きくなる傾向にある。要注意なのである。